BtoB企業がブログ運営を行うことのメリット

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NTTコムリサーチとループス・コミュニケーションズが共同で行った「第7回企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査」によると、2015年6月の時点でブログを運営している企業は50.9%という結果が出ています。実に2社に1社がブログ運営を行っていることになりますが、一般的に企業ブログといって思い浮かぶのはBtoC企業がお客様に対して行っているものではないでしょうか?しかし企業ブログはBtoB企業にとっても大きなメリットがあります。そこで今回はBtoB企業がブログ運営を行うことのメリットをご紹介します。

目次

BtoB企業こそブログ運営をやるべき4つの理由

冒頭でご紹介した調査結果は2015年7月のもので少し前の結果であること。また現在、企業と顧客のコミュニケーションはTwitter、Instagram、FacebookといったSNSが中心で、ブログをやってどの程度の効果があるのかと不安に思われるかもしれません。しかもBtoC企業のように直接、顧客とつながりがあるわけではない、BtoB企業であればその不安はさらに大きいのではないでしょうか。しかしそれでもBtoB企業こそ、ブログ運営をやることで大きな効果を発揮することは可能です。それには次の4つの理由が考えられます。

1.インターネットの普及により、企業は営業担当者からの提案以外に自らがインターネットで情報を探すようになった

これまでBtoB企業から商品(製品)を購入してきた企業は、商品に関する情報のほとんどを、販売する企業の営業社員やカタログから入手していました。しかし現在ではインターネットの普及により、自らが積極的に商品の情報を検索できるようになっています。そのためインターネット上に情報がないというだけで、BtoB企業は大きな販売機会を失っていることになります。

2.ブログは発信した情報がSNSのようなフロー型ではなくストック型のため、検索で見つけてもらいやすい

インターネット上に情報を掲載するのであれば、常に最新の情報を手軽に更新できるSNSで十分だと思われるかもしれません。しかしSNSはフロー型であり、更新した情報もすぐにタイムライン上で新しい投稿によって流されてしまい、また検索で見つけることは簡単ではありません。これに対しブログはストック型のため、検索で見つけてもらいやすいというメリットがあります。

3.BtoC企業とは違い顔の見えづらいBtoB企業にとって、効果的に企業文化、理念を伝えることができる

BtoC企業は顧客とのつながりが基本となるのに対し、BtoC企業は企業が直接の相手となるため、顧客に知ってもらう、覚えてもらう機会があまりありません。そこでブログを通して企業文化、理念を伝えることができれば認知度の向上が期待できます。そしてそれが直接の相手となる企業に対する宣伝にもつながります。

4.興味関心層、比較検討層などあらゆる段階にいるターゲットに対して効果的に情報の発信ができる

ブログはカテゴリ分けやタグ付けなどにより、情報の整理がしやすいという特徴があります。これによって、興味関心層、比較検討層などあらゆる段階にいるターゲットに対して効果的に情報の発信が可能になります。

企業ブログを効率的に運営するための方法

かつてBtoB企業の多くは、新聞や雑誌などの広告や展示会といった手段以外で、自社の情報を広く告げることが簡単ではありませんでした。しかしインターネットの普及により、大きな予算を持たない中小企業であっても、Web広告やブログ、SNSといった手段を使って多くの顧客に自社のアピールが可能になっています。特にブログは前項でご説明したようにBtoB企業にとっても多くのメリットがあるツールです。そこで次に効率的なブログ運営方法について簡単にご説明します。

1.プラットフォームの選定

企業ブログを運営するうえで、まずやるべきことはプラットフォームの選定です。企業ブログの場合、余計な広告が入らないこと、急なサービス停止によって移転せざるを得なくなるリスクがないことなどの理由から、有料のプラットフォームがおすすめです。
有料のブログプラットフォームの中でも、はてなブログやライブドアブログのように無料ブログの有料版と、WordPressやMovable Typeなどサーバにインストールして利用するタイプがあります。どのプラットフォームを使うかはその企業の事情によっても変わってきますが、手軽に始めたい場合は無料ブログの有料版。デザインや設定で自由度の高さを求める場合はWordPressがおすすめです。

2.ペルソナの設定

プラットフォームが決まり、次に行うのはペルソナの設定です。ブログはただ漠然と商品、企業情報を記載しても読んでもらうことはできません。BtoBに限った話ではありませんが、企業ブログは顧客が何に課題を感じているのか、何を解決したいと思っているのかを知り、その解決策を提示することが求められます。そのためペルソナ設定をしっかりと行うことが、顧客をつかむブログを書くための最低条件です。

3.KPIの設定

ペルソナの設定でもご説明したように、企業ブログはただ漠然と書いているだけでは良い結果を得ることはできません。そこでペルソナの設定をすると同時にKPIの設定も行います。月間○○アクセス、問い合わせ件数○件、資料請求○件など具体的な数字を設定し、アクセス解析をしながら日々、達成度を確認します。

BtoB 企業のブログ事例

それでは実際にBtoB企業のブログ事例を4つご紹介します。

1.イノーバブログ

コンテンツマーケティング企画・制作・運用のほかマーケティングソフトウェアの開発も行っている株式会社イノーバが運営するブログ。コンテンツマーケティングを実践、もしくは導入検討をしている企業の担当者に向け、最新のマーケティング情報やツールの活用方法などを紹介しています。

イノーバブログサイトはこちらから

2.サイバーユニバーシティ株式会社

ソフトバンクグループ株式会社が設立したインターネット大学「サイバー大学」の運営やクラウド型eラーニングシステム、教育・研修コンテンツの企画・開発(制作)・調達・販売などを行っているサイバーユニバーシティ株式会社が運営するブログ。企業の人事部向けに社員研修、人材教育、eラーニングやモチベーションアップ・スキルアップに関する情報を紹介しています。

サイバーユニバーシティブログサイトはこちらから

3.プラスファニチャーカンパニー

主にオフィス家具、オフィスインテリア用品の製造販売やオフィス環境のデザイン・施工・内装工事を行うプラス株式会社ファニチャーカンパニーが運営するブログ。企業の総務部やオフィスレイアウトを担当する部署に向け、オフィスレイアウトのトレンド、業務効率を上げるためのオフィス家具選びといった情報を紹介しています。

プラスファニチャーカンパニーブログサイトはこちらから

4.サイボウズ式

グループウェアの開発、販売、運用を行うサイボウズ株式会社が運営しているブログ。企業の経営者や人事、総務、経理部などに向け、新しい働き方やそれに伴う経理業務に関する情報を紹介しています。また単なる情報紹介だけではなく、識者に行ったインタビューや対談など多岐に渡る情報が掲載されています。

サイボウズ式ブログサイトはこちらから

ブログを効果的に活用し、販促、ブランディングの実現を

ブログは単に製品情報を伝えるだけのものではありません。カタログだけではわからない製品に対するこだわりから企業文化、風土までを効果的に発信することが可能です。特に購入に至るまで時間がかかるBtoB企業では、さまざまな情報を発信していくことで、製品に対するこだわりを通して競合他社との差別化や、オリジナリティを発信できます。
またすでにSNSを活用している場合、認知を得るための情報発信はSNS、より深く自社を知ってもらうための情報発信はブログといった形で使い分ければ、より大きな効果が期待できます。インターネットを使った販促、ブランディングで思ったような結果が出ないといった場合は、ブログ運営を検討されてみてはいかがでしょう。

マーケティングオートメーションの活用