Webマーケティングの効率と成果をアップさせるおすすめマーケティングツール

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Webサイトはつくったらお終いというものではありません。Webサイトを通して成果を出すためには日々新たな情報発信が必要ですし、既存のページも改善を繰り返していく必要が出てきます。Webサイトで成果を挙げるには、非常に労力と時間を要します。

そこで重要になってくるのが、マーケティングツールの活用です。無駄な手間をかけることなく、自社のWebサイトの状況を把握、改善していけるマーケティングツールはWebマーケティングに欠かすことはできません。

そこで今回は用途別におすすめのマーケティングツールをご紹介します。

目次

Webサイトの現状を数字と視覚で把握するためのツール

Webサイトを改善するためにはまず現状を知ることが重要です。自社のWebサイトにどれだけの訪問者がいるのか、何でWebサイトを知ったのか、どのページが一番見られているのか、直帰率はどの程度なのかといったころを数字と視覚で明確に把握することで、Webサイトの問題点を把握し、改善の糸口を見つけられます。

そこでここでは、アクセス解析、ヒートマップ、ページ速度調査ツールなどをご紹介します。

Google Analytics

企業がWebサイトを構築した際、まず導入するのがこのGoogle Analyticsなのではないでしょうか。実際、株式会社DataSignが毎月発表している「上場企業調査2018.3」において、実に85.84%のWebサイトでGoogle Analyticsが利用されているという結果も出ています。
Google AnalyticsはGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。無料ながら高機能で、これひとつあれば通常のWebサイトのアクセス解析はほぼ可能です。
また、アドワーズ広告やサーチコンソールなどほかのGoogleのサービスと連携させることでさらに細かい分析もできるようになります。

Google Analyticsサイトはこちらから

User Heat

月間30万PVまで無料で利用できるヒートマップツールです。ヒートマップとは顧客のマウスの動きを追跡し、ページの中で良く見られている箇所を色で視覚化するものです。ページの中でどこが良く見られていて、どこがみられていないかといったアクセス解析ではわからないデータを取得することができます。

User Heatサイトはこちらから

PageSpeed Insights

Googleが無料で提供している、ページの読み込み速度を計測するツールです。Googleは2018年3月、モバイルファーストインデックスの開始をアナウンスしました。これにより今後は検索結果の表示順位の基準がPCサイトからモバイルサイトに移行します。そうなると今まで以上にページの表示速度が重視されることになります。
PageSpeed Insightsではページ表示速度の表示だけではなく、改善方法も提示するので、新たなページをつくったら必ずここで速度計測を行いましょう。

PageSpeed Insightsサイトはこちらから

SEO対策に活用できるツール

Webサイトで効果を上げるためには、自分たちがターゲットとする顧客に自社のWebサイトを見つけてもらわなくてはなりません。見つけてもらうには、SNSで口コミを拡散される、レビューサイトに書き込みをされる、そして特定のキーワードで検索エンジンに上位表示されるといった方法があります。SNSやレビューサイトは顧客に依存しなくてはなりませんが、検索エンジンにかんしては、自社の工夫で実現することが可能です。

そこでここでは、検索エンジンで上位表示されるために活用するツールをご紹介します。

Googleサーチコンソール

Googleが無料で提供しているツールで、Googleの検索結果でのサイトパフォーマンスを監視、管理することができます。顧客がどういった検索キーワードで自社のWebサイトに来訪しているのか、また検索結果には表示されるものの、来訪に至らなかったキーワードを知ることもできます。そのためどのキーワードを強化したコンテンツをつくれば良いのかのヒントを得られます。
またGoogleの規約に違反しているページがあれば通知してくれるため、すぐに改善することも可能です。

Googleサーチコンソールサイトはこちらから

キーワードプランナー

Googleが提供する検索広告サービス、Googleアドワーズに登録していれば無料で利用できるツールです。登録さえしていれば実際に広告を出稿していなくても利用できます。このツールは任意のキーワードを入力することで、そのキーワードの月間検索ボリュームがわかります。
またそのキーワードとよく一緒に使われるキーワードを調べることもできるため、コンテンツ作成をする際のキーワード探しに便利です。

キーワードプランナーサイトはこちらから

競合分析、リサーチに活用できるツール

自社のWebサイトにコンテンツとして、強み、セールスポイントなどを記載することは、顧客獲得に大きく貢献します。しかしここで気をつけなければいけないのが、競合のWebサイトです。例えばこれまで100社の導入実績があります。といった実績をセールスポイントにしようとしても、競合の導入実績のほうが多ければアピールになりません。競合他社との差別化を図るには、競合のWebサイトをリサーチすることが必須です。

ここでは競合のWebサイトを分析、リサーチするツールをご紹介します。

SimilarWeb

競合のWebサイトのランク、トラフィック概要、リファラル、検索キーワード、ソーシャル、コンテンツ、類似サイトなど多くの情報を取得できるツールです。有料サービスですが、FireFoxのアドオン、Chromeの拡張機能を追加することで基本的な情報取得は無料で行えます。調べるWebサイトにある程度のトラフィックがないとデータ不足ということで数値が表示されませんが、大手の競合を調べるには便利なツールです。

SimilarWebサイトはこちらから

Googleトレンド

Googleが無料で提供しているツールで、任意のキーワードの季節変動や中長期的なニーズの変動を調べることができます。また複数のキーワードを比較することもできるので、今、旬なキーワードを探すことも可能です。ほかにも地域別にキーワードの人気度を見たり、関連キーワードを調べたりといったこともできるため、コンテンツ作成はもちろん、広告出稿の際のキーワード探しにも有効です。

Googleトレンドサイトはこちらから

Webマーケティングに関する業務を自動化するためのツール

一般的にこれまでの新規顧客獲得方法といえば、テレアポや飛込営業など、まずは量を重視し、その中から見込顧客を見つけるといった形でした。しかしこれでは手間がかかり非効率です。
そこでWebサイトを構築し、Webマーケティングを上手に活用することで、大幅な業務軽減が可能になります。ただWebサイトをつくるだけでは、見込顧客に対し、適切なタイミングで適切なメッセージを送ることはできません。

ここではそうした活動を自動化し、より多くの顧客獲得を実現するのがマーケティングオートメーションツールです。海外ではハブスポットやマルケトなどが有名ですが、今回は国産のマーケティングオートメーションツールをご紹介します。

Cloud CMO

オウンドメディア構築やSEO機能など、特に新規集客に強みを持ったマーケティングオートメーションツールです。一般的にメールリストの購入ができない日本企業を想定し、海外製のマーケティングオートメーションツールにはない集客系の機能が充実しています。

Cloud CMOサイトはこちらから

HotProfile

マーケティングオートメーション機能はもちろん、名刺管理、営業支援機能も連動して活用できるツールです。マーケティングオートメーション機能で見込み客の集客を行い、その後の営業支援、顧客管理などを一括して行えます。

HotProfileサイトはこちらから

マーケティングツールを上手く活用し、
効率的なWebマーケティングを

Webマーケティングは常に実験と検証を繰り返しつつ、最適化を目指していきます。しかしそのためには非常に多くの手間と時間を要す必要があります。また明確に自社Webサイトの現状を把握していない状態で、新たな施策をしたとしても、効果検証ができないばかりか、ターゲットにとってまったく的外れな施策になってしまう可能性もあります。

マーケティングツールは、単に作業の手間を軽減するだけではなく、効果的に活用することで自社のWebサイトの現状を数字として明確に把握することで、次の正しい一手を考えるのにも大きく役立ちます。

成果を挙げることはもちろんですが、まずは自社Webサイトの現状を把握するためにも、マーケティングツールをしっかりと活用してきましょう。

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