コンテンツマーケティングを実践するうえで
活用できるツール7選

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コンテンツマーケティングで成果を挙げるためには、常に効果検証を行いつつ、改善を繰り返していく必要があります。そのためには、実施した施策がどのような効果があったのか、なかったのかを、数字として明確に把握しなければなりません。

そこでおすすめしたいのが、コンテンツマーケティングの効果検証、分析ツールです。
今回はその中でも目的に応じたおすすめのツールをご紹介します。

目次

コンテンツマーケティングで検証すべき数字とは?

コンテンツマーケティングを始めてみたものの、成果が上がらない。または成果が上がったかどうか、何を計測すればよいのかわからないといったことはありませんでしょうか。Webサイトでのユーザーの行動のほとんどは数値化することが可能です。しかしその中のどの数字を見れば効果検証ができるのかわからなければ、コンテンツマーケティングをやっても成果を上げることは難しいでしょう。

コンテンツマーケティングでの成果を見る際、気をつけるべきは目的によって計測する数値が異なる点です。例えば製品や企業自体の認知拡大を目的とするのであれば、PV・セッション数、新規訪問率、オーガニック検索のセッション数、SNSでのリーチ数などが計測対象です。そして興味関心を高めることを目的としている場合は、Webサイトの平均滞在時間、訪問回数、メルマガやSNSアカウントの登録数などが計測対象です。

コンテンツマーケティングの効果検証でもうひとつ、気をつけなくてはいけないのは、短期での結果ばかりに目を向けないことです。コンテンツマーケティングを行う際のターゲットとなるのは、一般的に今すぐ製品を購入したいといったユーザーではありません。まだ製品、企業の存在自体を知らない段階から、興味関心、比較検討段階のユーザーです。コンテンツを閲覧してすぐに製品購入という行動に出る可能性は極めて低いため、ある数値の直接効果だけを見るのではなく、間接効果までを見る必要があります。

例えば、ユーザーが検索広告からWebサイトへ訪問したものの、そこで製品の購入や資料請求といった行動がなかったとします。しかし一定期間後にオーガニック検索やSNS経由などで再訪し、最終的に製品の購入、資料請求を行えば、それは検索広告がユーザーの行動に間接的に関与したと評価します。広告の効果測定やPV数など単一の指標だけで判断してしまうと、本当の意味でのコンテンツマーケティングの成果を見誤ってしまうことになりますので、注意が必要です。

コンテンツマーケティングを実践した際の数値を確認するためのツール

まずはコンテンツマーケティングを実践した際の数値を計測するツールをご紹介します。
PV、直帰率、平均滞在時間、コンバージョン率など自社のWebサイトに訪問したユーザーがどういった行動をしているのかを調べます。また作成したコンテンツが、意図したキーワードで検索エンジンの何位に表示されているのか、どの程度クリックされているのかといったことを調べるツールです。

Google Analytics

アクセス解析と言えば、Google Analyticsといっても過言ではないでしょう。無料で利用できるうえ、多機能とあって、多くの企業でWebサイトを作成した際にGoogle Analyticsを導入しているのではないでしょうか。元々が多機能なうえ、頻繁に新機能が追加されるため、何を見ればよいか迷ってしまうかもしれません。そこでコンテンツマーケティングの目的に応じて、調べたい指標を選択してチェックできるアドバンスドセグメントを活用すれば、効率的な効果測定が可能になります。

Google Analyticsサイトはこちらから

Googleサーチコンソール

ユーザーが自然検索で自社のWebサイトに訪問する際のキーワードを調べることができます。またそのキーワードで検索されて際に何回表示されたのか、平均順位は何位なのか、何回クリックされたのかといったことを調べられるため、作成したコンテンツの修正やキーワードの見直しをする際に役立ちます。ほかにもWebサイトにリンクしているドメインや内部リンクのチェック、Googleにインデックスされているページ数のチェックなどGoogleの検索結果でのサイトパフォーマンスの管理を行えます。

Googleサーチコンソールサイトはこちらから

検索順位チェッカー

無料で登録の必要もなく簡単にGoogle、Yahoo、BingのPC、スマホ両方の検索順位を調べられるツールです。調べたいWebサイトのURLと調べたいキーワード(5つまで)を入力し、チェックボタンをクリックするだけでキーワードごとに検索順位が表示されます。簡易的に検索順位を調べたい時に便利なツールです。

検索順位チェッカーサイトはこちらから

BULL

URLと対策キーワードを登録することで、検索順位を自動で取得するツールです。登録キーワード・URL数30で年間13,200円と有料ツールですが、その分、多彩な機能を有しています。特にBULLのおすすめポイントは、対策キーワードの順位変動に合わせ、Googleの平均順位変動幅のグラフも表示する点です。仮にあるキーワードの表示順位が急落した時にそれがGoogleのアルゴリズム変更によるものなのか、ほかに原因があるのかがすぐにわかるため、対策が立てやすくなります。

BULLサイトはこちらから

広告の効果測定や訪問ユーザーの行動を個別に計測できるツール

コンテンツマーケティングの成果は短期ではなく長期で見ていく必要があります。そのためにはWebサイトでのユーザーの行動はもちろん、個別ユーザーの行動や広告の効果測定などより詳細な計測を行うことが求められます。
前項では無料で利用できるツールを中心にご紹介しましたが、ここではより詳細な計測ができるツールをご紹介します。

WebAntenna

Webではバナー、検索、SNSなどさまざまな広告があり、基本的にはそれぞれの広告管理画面から計測をするため、手間がかかるうえに比較が難しいという問題があります。それを解決するのが広告効果測定ツール、WebAntennaです。クリック数従量制で月額2万円から利用できます。広告効果の一元管理のほか、広告から訪問し、一定期間後に自然検索で訪問、コンバージョンしたユーザーの把握、コンテンツマーケティング分析などの機能があります。コンテンツマーケティングの効果検証を行ううえで必要な機能が豊富なツールです。

WebAntennaサイトはこちらから

Cloud CMO

Cloud CMOは有料のマーケティングオートメーションツールですが、Webサイト訪問者の行動を視覚化するユーザートラッキング機能があり、コンテンツマーケティングの分析も可能です。閲覧ページやメール開封のチェック、資料ダウンロードの可否などのほか、コンバージョン、購買ステージ、最終アクセス日時などを軸にユーザー個人の検索が可能で、設定したコンバージョンポイントに達していないユーザーのアクティビティも確認できます。

Cloud CMOサイトはこちらから

CLOUDPLAY

コンテンツマーケティングの効果測定と分析を行えるツールです。またソーシャルメディア分析&運用、オウンドメディア分析機能も有していて、Webマーケティングを行ううえで業務効率化を実現します。料金は月9,800円からで、すべての機能を利用するプランは月98,000円です。

CLOUDPLAYサイトはこちらから

マーケティング施策は必ず数値化し、明確な検証を

コンテンツマーケティングに限りませんが、マーケティング施策はただ漠然と行っていても、望んだ結果を得ることは難しいでしょう。望んだ結果を得るためには、施策ごとに効果検証を行い、うまくいかなかった箇所を改善していくことが重要です。

今回ご紹介したツールはすべて、実際に行ったマーケティング施策を数字として明確にできるため、何がうまくいって、何がうまくいかなかったのかがわかり、次の一手をうちやすくなります。
コンテンツマーケティングを実践する際は、こうした検証、分析ツールを使い、明確な目標を立てて行うことをおすすめします。

マーケティングオートメーションの活用