CMSを徹底比較!【マーケティング機能付きCMS】 企業ホームページを活用して効果的な集客を実現

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Webサイトをマーケティングに活用していくうえで欠かせないCMS(コンテンツ管理システム:Content Management System)。コンテンツのアクセス状況を分析したり、獲得した顧客情報を活用したりするなど、集客力のある企業Webサイト・企業ホームページを構築し、さらに効率的に管理していくうえでは、もはや導入しない理由はないといってもいいのではないでしょうか。
すでにCMSはマーケターにとって一般的なツールとなり、さまざまな機能・特徴を持ったものが登場していますが、効果的に使いこなすためには目的にあったものを選ぶことが重要です。ここでは、アクセス解析やリード管理、Webで問い合わせをつくるなど、マーケティング機能を具備したものを中心に、おすすめのCMSを紹介します。
なお、ご紹介している機能や費用は、公開されている情報を元に記載しておりますが、参考情報です。必要に応じて各製品ページなどでの情報のご確認をお願いいたします。

目次

低コストで集客を実現!無料で利用できるCMS

WiX

世界中で1億人以上ものユーザーを持つホームページ作成サービス。テンプレートの種類が豊富で、テキストや画像などのパーツをドラッグ&ドロップで当てはめていくだけで、ビジュアル性の高いサイトを構築できます。また、簡易的ながらアクセス解析機能も備えているのも嬉しいポイント。

比較的簡単にサイト構築できるのが強みですが、その一方でサポートページはあまり充実しているとはいえず、行き詰ったときには自分で解決する必要があります。そのため、知識が全くない状態からサイトを制作するのは少し難しい場面もあるかもしれません。

URL:https://ja.wix.com
月額:無料(別途特典が利用可能になる有料プランもあり)

strikingly

テンプレート数はそれほど多くないもののビジュアル性の高いものが用意されており、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で手軽にハイセンスなサイトが構築できます。他のCMSと比べて操作もシンプルなため、特に知識がなくサイト制作に自信がないという方にこそ使ってほしいサービス。テンプレートは端末によって自動で最適化されるようデザインされており、レスポンシブデザインに対応したサイトの構築に適しています。

ただ、シンプルで余計な操作が必要ないぶん、コードを変更するのも制限があるなど、カスタマイズ性が高くない点には注意が必要です。

URL:https://www.strikingly.com/?locale=ja
月額:無料(別途特典が利用可能になる有料プランもあり)

Magento

EC-CUBEなど純日本産のCMSが普及しているため国内の認知度はそれほどではないものの、ECサイト構築に特化したCMSとしては全世界で2位のシェアを持っています。多言語、多通貨はもちろん、分析・レポート機能、プロモーション管理機能など非常に多機能で、じっくりと集客に取り組むのに適したCMSといえるでしょう。

ただ、拡張することを前提に設計されているため運用難易度は少し高めであることに注意が必要。使いこなすためには、相応の知識を身につけることはもちろん、しっかりとしたサポート体制を構築する必要があります。

URL:https://magento.com
月額:無料(別途大企業を対象とした有料プランもあり)

The BASE

商品の登録や管理、決済システムなどECサイトの基本的な機能はもちろん、ブログやメルマガを活用した集客やアクセス解析機能も備えたCMS。そのうえ、操作も簡単で手軽にサイトが構築できるため、個人でネットショップを開くようなライトユーザーにも好まれています。

手軽に使えるのが最大のメリットといえるThe BASEですが、その反面、独自ドメインが使えないなど本格的なECサイト運営には向いていないというデメリットがあることに注意しておきましょう。

URL:https://thebase.in/
月額:無料

しっかりとした制作体制を構築するなら、有料のCMSを検討しよう

writeWired

マルチデバイス対応、コンテンツ管理など基本的な機能はもちろん、問合せフォームやメール配信などを活用した集客、アクセス解析、顧客の行動履歴分析など高度なマーケティング機能を備えたCMS。ページではなくデータを管理するという考え方に基づいてアプリケーションが構築されていて、顧客情報をデータベース化した活用するなど効率的にリード管理やMAが実践できます。

非常に高度なマーケティング機能を備えていますが、他のCMSに比べてコストが高くなってしまう点と、使いこなすためには相応の知識が必要になってくる点には注意が必要です。

URL:http://writewired.jp/
月額:50,000〜200,000円(プランにより異なります)

Potential Finder!

BtoBの集客を想定したクラウド型のCMSツール。自社サイトに来訪したユーザーの足跡から得られるさまざまな情報を可視化し、精度の高い見込み客情報を構築することで効果的なリード管理を行うことができます。

非常に効果的なマーケティング活動を実現してくれるツールですが、収集した顧客データを使いこなすためには、ただオンラインの施策だけでなく、オフライン施策や営業活動とあわせてマーケティング戦略を展開していくことが重要です。そのため、どれだけ効果をあげられるかはマーケティング部門とフィールド(対面)営業部門の連携が鍵になってくるでしょう。

URL:http://www.p-finder.jp/index
月額:8,000円〜

Pagez Marketing Cloud

顧客管理やメール配信、マーケティングオートメーションといった基本的なマーケティング機能はしっかりとおさえつつ、使いやすさを重視しているのが特徴。コンテンツを制作して顧客と接点を持ち、リードを創出して育てていくという流れを着実に進められるよう構成されているので、初めてCMSを使うという人におすすめしたいツールです。

利用するうえではメール配信機能や顧客管理機能など、必要とする機能ごとに月額の費用が発生する点に注意が必要です。比較検討の際には、あらかじめどういった施策を行うかをある程度想定しておきましょう。

URL:http://pagez.jp/
月額:利用する機能によって異なる(サイト管理は月額30,000円)



最後にイノーバ社のサービスを紹介させていただきます。

Cloud CMO

オウンドメディア構築や顧客リストの収集、自動メールによる顧客育成、アクセス分析などのマーケティングオートメーションに必要な機能を備えたCMSツール。ただコンテンツを制作するだけでなく、創出しされたリードを適切に管理、育成することで効果の高いマーケティング施策を行うことができます。

コンテンツマーケティングに必要な機能を実装しつつシンプルで直感的に使えるインターフェイスを採用しており、複雑な専門知識がなくても使いやすいのもポイント。高機能なCMSを宝の持ち腐れにすることなく、しっかりと活用できるよう設計しています。

URL:https://innova-jp.com/cloud-cmo/
月額:80,000円

コストだけに注目するのでなく、自社に適したツールかどうかを見極めよう

この記事では、コンテンツマーケティングを実践する上有用なMA+CMSのツールを紹介させていただきました。ここでご紹介したものをざっと眺めるだけでも、CMSにはそれぞれ強みや得意としている分野があり、機能の充実度や対象としているユーザーが異なることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

CMSを選定する際にはツール自体のコストを重視することも大切ですが、それ以上に、そのCMSを利用することで、より効果的な集客が可能になるかの、トータルROIを確認することが重要です。そのためには、まず自社業務や自社のWebサイトの目的を確認し、Webサイトの制作フローに適しているかどうか、また集客のために必要としている機能が備わっているかどうかなどをしっかりと確認するようにしましょう。本記事が、そのための参考となれば幸いです。

Webサイトを売上につなげたいという方必見