【26年版】OOH広告とは?種類や費用、各国での活用事例まで最新情報を網羅!

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街中の大型ビジョンや駅構内のポスター、デジタルサイネージなど、私たちの生活動線の中で、自然と目に入ってくる「OOH広告」。

近年はデジタル技術やデータ活用の進化により、単なる屋外広告にとどまらず、オンライン施策と連動したクロスメディア戦略の一環としても活用され、企業の認知拡大やブランド構築を支える重要なマーケティング手法として再注目されています。

一方で、「OOH広告とは具体的に何を指すのか」「従来の屋外広告と何が違うのか」「どの程度の費用がかかり、効果は見合うのか」といった疑問や不安を抱える企業担当者も少なくありません。

本記事では、OOH広告の基本的な定義や特徴をはじめ、代表的な種類や費用相場、導入前に押さえておきたいポイントを整理して解説します。

さらに、日本国内・海外における先進的なOOH広告の活用事例も紹介。OOH広告がどのようにブランド認知や購買行動に影響を与えているのかを具体的に紐解いていきます。

自社商品・サービスの認知拡大にOOH広告が本当に適しているのか、広告戦略の選択肢として検討するための判断材料として、ぜひ最後までお読みください。

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OOH広告とは?企業担当者が知っておきたい基礎知識

OOH広告(Out Of Home広告)は、私たちの日常空間に接触できる広告手法として、長年活用されてきました。

デジタル技術の進歩やデータ連携の広がりにより、従来の「屋外に出す広告」という枠を超え、戦略的に活用できるマーケティング施策へと進化しています。

ここでは、企業のマーケティング・広告担当者が押さえておきたい、OOH広告の基本的な考え方や特徴について解説します。

OOH広告とは「屋外広告のこと」

OOH広告はOut Of Homeの略称で、自宅以外の場所、つまり屋外や公共空間で接触する広告全般を指します。

たとえば、街中の看板や駅構内のポスター、商業施設内の広告などが代表例です。

テレビやWeb広告のように能動的に視聴されるものではなく、私たちの移動や行動の中で自然に視界に入ることが最大の特徴で、日常動線上で繰り返し接触できるため、認知形成やブランド想起に強みを持ちます。

また、デジタル化が進んだこともあり、時間帯や場所に応じて表示内容を変えられる広告も増えています。

OOH広告の費用相場

OOH広告の費用は、掲出場所や広告の種類、期間によって大きく異なります。

人通りの多い都市部の主要駅や繁華街では費用が高くなり、エリアや期間を限定すれば比較的抑えた予算で実施可能です。

たとえば、JR東日本管内でB0サイズの駅貼りポスターを出す場合、新宿駅では84,000円※です。

一方で、高円寺駅の場合は36,000円※となっています。(7日間の場合)

参考:駅広告(駅貼りポスター)+JR東日本 料金

基本的には「どこで」「どれくらいの期間」「どの規模で」展開するかによって費用感が決まるため、目的やターゲットに応じた設計が重要です。

※2026年2月調査時点の料金

OOH広告のメリット

OOH広告の大きなメリットは、生活者の行動導線上で自然に接触できることにあります。

広告を避けられにくい傾向があり、視認性の高い場所に設置できるため、短時間でも強い印象を残しやすいでしょう。

また、特定の地域やエリアに絞って訴求できるため、店舗集客や地域密着型のプロモーションと相性が良いです。

さらにオンライン広告と組み合わせることで、ブランド認知から検索・購買行動へとつなげやすい点も評価されています。

OOH広告のデメリット

一方で、OOH広告には注意すべき点もあります。

OOH広告はWeb広告とは異なり、詳細な効果測定が難しい傾向があり、直接的なコンバージョンを把握しにくいことがデメリットです。

また、掲出後の内容変更が簡単ではなく、柔軟な運用には制限があります。

場所や規模によっては一定以上の予算が必要となるため、目的が曖昧なまま実施すると費用対効果が見えにくくなる可能性も否めません。

こうした特性を理解したうえで、OOH広告を戦略的に活用することが重要です。

OOH広告の種類7つ

OOH広告は掲出場所や表現方法の違いによって、生活者との接触の仕方や期待できる効果が大きく変わります。そのため、単に露出を増やすだけでなく、「どのシーンで、どのように認知してもらいたいのか」を明確にしたうえで、広告の種類を選定することが重要です。

ここでは、代表的なOOH広告の種類を7つ取り上げ、それぞれの特徴や活用シーンを解説します。

ビルボード広告(看板)

ビルボード広告は、建物の屋上や壁面、高速道路沿いなどに設置される大型の看板広告を指します。

遠距離からでも視認できるサイズ感と存在感があり、強いインパクトを与えられる点が特徴です。特に人や車の往来が多いエリアでは、日常的に繰り返し視界に入るため、ブランド名やサービス名の刷り込み効果が期待できます。

一方で、掲載内容は瞬時に理解できる表現が求められるため、情報を詰め込みすぎない設計が重要です。

シンプルなメッセージや印象的なビジュアルを活用した広告を作るとよいでしょう。

交通広告

交通広告は、電車・バス・タクシーなどの交通機関や、駅の構内・ホームに掲出される広告を指します。

通勤・通学などで日常的に同じ路線を利用する人が多く、一定期間継続して接触してもらえる点が強みです。

交通広告は、車内ポスターや中吊り広告、車体ラッピングなど表現方法も多様で、目的に応じた使い分けが可能です。

特定エリアや路線を指定できるため、地域性の高い商品やサービスの訴求にも適しています。

ストリートファニチャー広告

ストリートファニチャー広告は、バス停やベンチ、街灯、案内板など、街中に設置されている公共設備を活用した広告です。

生活者の目線に近い位置に設置されることが多く、待ち時間や歩行中など、比較的落ち着いた状態で情報を認識してもらいやすい特徴があります。

街の景観に溶け込みやすく、押し付け感の少ない訴求ができるため、ブランドイメージを重視した広告にも向いています。

空中広告

空中広告は、飛行船やヘリコプター、近年ではドローンなどを活用して空中に展開される広告手法です。

普段あまり目にしない手法であるため、強い非日常感や話題性を生みやすく、イベントやキャンペーンの認知拡大に活用されることがあります。

ただし、天候や実施エリアの制限、法規制への対応が必要となるため、事前の入念な計画が欠かせません。

デジタルサイネージ広告

デジタルサイネージ広告は、電子ディスプレイを用いて映像や静止画を表示するOOH広告です。

駅や商業施設、街頭ビジョンなど人の集まる場所に設置されることが多く、動画やアニメーションを使用することで、強い訴求ができます。

時間帯や曜日ごとに内容を切り替えられるため、ターゲットやシーンに合わせた柔軟な運用が可能です。

近年では、データを活用した効果測定や他メディアとの連携も進んでいます。

アドバルーン広告

アドバルーン広告は、空中に浮かべたバルーンにロゴやメッセージを表示する広告手法です。

遠方からでも視認しやすく、イベント会場や店舗の位置を知らせる目的で多く使われています。

短期間での実施が中心となるため、新店舗オープンや期間限定キャンペーンなど、即時性の高い告知と相性が良い広告です。

広告幕

広告幕は、建物の外壁や工事用の足場、フェンスなどに設置される大型のシート広告を指します。

広い面積を活かしたビジュアル表現が可能で、通行人や周辺を通過する車両に対して高い視認性を確保可能です。

一定の期間、継続して掲出されるケースが多いため、ブランド認知の浸透やイメージ訴求を目的とした中長期施策に適しています。

日本におけるOOH広告の事例

OOH広告は街中や駅構内など日常生活のさまざまな場所で接触できるため、作品やキャンペーンの認知拡大に非常に有効な手段として活用されています。

ここでは、日本国内で実際に展開されたOOH広告の事例を紹介します。

Netflixの事例(作品宣伝広告)

画像引用:https://bizpa.net/mag/oohreport-5298/

Netflixでは、オリジナルドラマのプロモーションとして大規模なOOH広告を展開しています。

2025年12月には、人気シリーズ『ストレンジャー・シングス5 未知の世界』の配信開始に合わせて、東京・新宿駅改札コンコースのデジタルサイネージや壁面をエリアジャックする形で展開しました。

この広告は、作品の世界観を反映した映像を活用することで視認性を高め、通行者の注目を集める施策となっています。

こうした大規模な体験型プロモーションは、オンライン上でも話題となり、作品への関心喚起につながりました。

参考:【新宿】2025年12月1日週 OOHレポート | 広告・マーケティング情報ならアドクロ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの事例

画像引用:https://space-media.jp/news/detail/5837/

日本有数のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も、OOH広告を活用しています。

2024年、渋谷・ハチ公広場などの繁華街で、「Z世代ですが?」といったキャッチコピーを用いた大型ビルボード広告を掲出し、若年層の関心を引く施策を行いました。

この広告は視覚的にインパクトが強く、単なる情報提示ではなくメッセージ性のある表現で話題に。

また、渋谷の日常的に人が集まる場所で掲出したことにより、幅広い層への接触機会の創出にも成功しています。

参考:「Z世代ですが?」UNIVERSAL STUDIO JAPANが渋谷の屋外で思いを綴ったメッセージ広告を実施!

明治R-1の事例

画像引用:https://bizpa.net/mag/oohreport-5276/

明治プロビオヨーグルトR-1は、SHIBUYA109の壁面を使ったウォールジャック広告や大型ボード広告を掲出し、視認性の高いクリエイティブで話題を集めました。

特に「アールおじさん」と名付けられたキャラクターと鮮やかな色使いにより、多くの通行者の注目を集めました。

加えて、QRコードを取り入れ、通行人の興味を惹き、動画に遷移させる導線を設計。OOH広告単体の認知だけでなくブランド体験としても評価されています。

参考:【渋谷】2025年11月3日週 OOHレポート | 広告・マーケティング情報ならアドクロ

世界におけるOOH広告の事例

世界では、OOH広告が単なる「看板掲出」から一歩進んで、多様なクリエイティブやテクノロジーを取り入れた革新的な事例が増えています。

特にブランドの価値観や体験設計と結びつけたキャンペーンは、単なる露出以上の話題化やブランド想起につながっています。

ここでは世界規模で注目されたOOH事例を紹介します。

KitKatの広告事例(チェコ)

画像引用:https://www.vml.com/work/phone-break

ネスレが展開する人気チョコレートブランド「KitKat」は、チェコ共和国で行ったOOH広告キャンペーン「Phone Break」で大きな話題を呼びました。

このキャンペーンは日常的なスマートフォンの使用に対してユーモラスに疑問を投げかけ、「Have a Break(休憩を)」というKitKatを印象づけました。

具体的には、バス停や駅の広告などで人々がスマホの代わりにKitKatの棒を手にしているシーンを描き、視覚的なスクリーン断ちのメッセージを訴求。

この広告は2025年のカンヌライオンズOutdoor部門のグランプリを受賞し、世界的にも高い評価を得ています。

参考:スマホの代わりにキットカット。新CMのシンプルなアイデアが絶賛されカンヌライオンズ受賞 | TABI LABO

ARアニメーションを使った広告事例(アメリカ)

画像引用:https://www.moguravr.com/watchmen-ar-promotion/

アメリカでは、テレビドラマのプロモーションにAR(拡張現実)技術を活用したOOH広告が展開され、話題を呼んだ事例があります。

ケーブルテレビ放送局HBOが配信したドラマ「Watchmen(ウォッチメン)」のプロモーションにおいて、ロサンゼルスやニューヨークのバス停に設置されたデジタルディスプレイ広告にARフィルターを組み込んだ取り組みが実施されました。

通常は背景の景色や作品ビジュアルを表示しているだけのディスプレイですが、スマートフォンでARフィルターを起動すると、画面上部から大量のイカが降り注ぐアニメーションが現れる仕掛けになっています。

この演出は作品の世界観や原作コミックに関連した象徴的な要素を取り入れることで、通行者に強い印象を与えるとともに、SNSシェアを促進する効果も狙ったものです。

こうしたAR体験を組み合わせたOOH広告は、単なる視認性の高さにとどまらず、インタラクティブ性や話題性を高める新しい広告手法として注目されています。

参考:空から降り注ぐ大量のイカ——映画やドラマの“ARプロモ”相次ぐ – Mogura VR News

サイネージ広告を使った事例(アメリカ・オーストラリア)

画像引用:https://space-media.jp/news/detail/695/

世界のOOH広告では、サイネージ広告(特にデジタルサイネージ)が、ブランド認知や訴求力強化の手段として重要な役割を果たしています。

代表的な事例として、オーストラリアの航空会社 Virgin Australia(ヴァージンオーストラリア) のOOH広告キャンペーンが挙げられます。

このキャンペーンは、オーストラリア・アメリカ間のフライトを宣伝する目的で行われました。オーストラリアの略称である「AUS」の並びに遊びを加え、アメリカの「USA」という文字に変換することで、「オーストラリアからアメリカへ簡単に飛べる」というメッセージを表現したのです。

このビジュアルはカンヌライオンズOutdoor部門でも高く評価されるなど、OOH広告として、視認性と話題性の両立に成功しました。

参考:【カンヌ】オーストラリア-アメリカ間のフライトを訴求する超シンプルな広告|SPACE MEDIA

広告戦略にお悩みの方必見!最適な戦略がわかる無料資料の紹介

OOH広告に興味はあるものの、「自社に本当に合っているのか判断できない」「媒体や相談先が多く、何から手をつければいいのかわからない」と感じている企業担当者は少なくありません。

屋外広告はエリアや媒体の選び方次第で成果が大きく変わる一方、事前に押さえておくべき知識や判断軸が分かりにくいこともあります。

このまま検討を進めてしまうと、期待した効果が得られず、費用対効果に不安が残ってしまうかもしれません。

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情報を整理し、納得感を持って次の一手を考えたい方は、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。

【知らないと損‼】看板・サイネージ出すなら「看板の代理店」に相談すべき5つの理由

OOH広告やサイネージを検討する中で、「どの媒体を選べばいいのか分からない」「相談先が多く判断に迷ってしまう」と感じている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

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【広告担当者必携!】OOH[交通広告]基本ガイド

OOH広告の中でも、駅や電車、バスなどを活用した交通広告は、人流が回復した現在、あらためて注目を集めている広告手法です。

実際に「2024年日本の広告費」では、屋外広告・交通広告ともに前年を上回る成長が示されており、効率的に認知を広げたい企業にとって欠かせない選択肢となっています。

一方で、「OOHや交通広告の仕組みがよく分からない」「出稿までの流れや注意点を事前に把握しておきたい」と感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。

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無料でダウンロードできるため、情報収集の第一歩として気軽に活用できます。

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まとめ

OOH広告は、街中や交通機関など生活者の動線上で自然に接触できる広告手法として、高い価値を持っています。

近年はデジタルサイネージやデータ活用の進化により、オンライン施策と連動したクロスメディア戦略の一環としても活用されるようになり、認知拡大にとどまらず、ブランド理解や行動喚起までを担う存在へと進化しています。

一方で、掲出場所や広告の種類によって費用感や期待できる効果は大きく異なります。目的やターゲットを整理しないまま導入すると、費用対効果が見えにくくなる点には注意が必要です。

国内外の事例が示すように、OOH広告は「どこで、誰に、どのように見せるか」という設計次第で成果が大きく変わる施策であり、事前の情報整理と判断軸の明確化が欠かせません。

OOH広告の活用を本格的に検討するにあたっては、媒体選定の考え方や出稿までの流れ、相談先の選び方などを把握しておくことで、より納得感のある意思決定が可能になります。

記事内で紹介した内容を踏まえつつ、さらに理解を深めたい方は、無料でダウンロードできるホワイトペーパーもぜひ活用してみてください。

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