SEOやWeb広告に取り組んでいるのにリード獲得数が目標に届かず、獲得したリードも商談につながらない。こうした状況では、どこを改善すべきか判断に迷いがちです。
リード獲得の課題は集客だけでなく、ターゲットとのずれや獲得後の対応、効果測定などにも潜んでいます。成果を改善するには、どこで機会を逃しているのかを見極め、原因に合った手を打たなければなりません。
そこで本記事では、6つの課題と解決策、ボトルネックを特定する5つのステップを解説します。リード獲得に課題を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
リード獲得における6つの課題

リード獲得が思うように進まない原因は、単に集客不足とは限りません。Webサイトへの流入があっても問い合わせに至らないケースや、獲得後のフォローに問題があるケースもあります。
リード数・質・商談化・コスト・効果測定・運用体制の6項目に分け、自社がどこでつまずいているか確認しましょう。
① リード獲得数が目標に届かない
リード獲得数が目標に届かない場合、最初に切り分けたいのは「見込み顧客が訪れていない」のか、「訪れているのに問い合わせへ進まない」のかという点です。集客とCVのどちらに問題があるかで、改善すべき箇所は変わります。
主な原因は次の3つです。
- 流入数が少ない:検索結果で自社サイトが見つからない、広告の配信対象が狭いなど、ターゲットと接触する機会が不足している
- CVRが低い:記事を読んでも資料請求先が見つからない、フォームの入力負担が大きいなど、行動を妨げる要因がある
- チャネルが偏っている:広告やSEOなど一つの経路に依存し、配信停止や検索順位の変動が獲得数に直結している
流入元ごとのアクセス数やCVRを比較しなければ、問題の所在を見誤るおそれがあります。特に資料請求の導線が弱い場合は、広告予算を増やすだけでは成果が伸びにくいでしょう。
② 獲得したリードの質が低い
リードを獲得できていても、自社サービスを導入する可能性が低い相手ばかりでは、商談や受注には結びつきません。ダウンロード数や問い合わせ件数を優先しすぎると、獲得したリードと営業が求める見込み顧客との間にずれが生じます。
確認したいのは、次の3つのズレです。
| 確認する観点 | 起こりやすい問題 |
| 企業属性 | 対象外の業種・企業規模からの問い合わせが集まっている |
| 検討段階 | 情報収集目的のダウンロードが中心で、導入時期が決まっていない |
| 営業との認識 | マーケティング部門と営業部門で「有望なリード」の定義が異なる |
獲得件数だけでは、リードの質を判断できません。ダウンロード時に導入目的や検討時期を把握できていないと、誰から優先して連絡するべきかも見えにくくなります。
業種や役職、相談内容、商談への移行状況まで確認しなければ、数値上の成果と営業現場の実感が食い違ったままになるでしょう。
③ リードを獲得しても商談化しない
リードを獲得できても商談化しない場合、獲得後の対応に課題が潜んでいるかもしれません。資料請求直後に関心が高まっていても、連絡が遅れると他社との比較が進み、商談の機会を逃してしまうでしょう。
商談化を妨げる主な要因は、次の通りです。
- フォローが遅い:問い合わせの通知や担当者への振り分けが滞り、相手の関心が薄れてから連絡している
- アプローチが早すぎる:情報収集段階の相手に商談を急ぎ、負担や警戒心を与えている
- 引き渡し基準が曖昧:営業が対応すべきリードの条件が決まっておらず、対応漏れや重複連絡が発生している
リード獲得と営業活動を別々に管理していると、誰がいつ何をするのかが不明確になりがちです。商談化率が低いときは、リードの質だけでなく、引き渡しから初回接触までにかかった時間や、担当者間の情報共有の状況も確認する必要があります。
④ リード獲得単価が高い
リード獲得単価(CPL)が高止まりしていると、同じ予算で獲得できる見込み顧客の数が減り、施策を継続しにくくなります。広告費を増やしてもリード数が伸びないなら、配信設定だけでなく、遷移先のLPやフォームに問題がないかも確認したいところです。
クリック単価とCVRのどちらが悪化しているかによって、対処すべきポイントも大きく変わります。
| 見直す箇所 | コストが膨らむ原因 |
| 広告配信 | ターゲットが広すぎる、成果につながらないキーワードへの出稿が続いている |
| LP・フォーム | 訴求内容が広告と合っていない、入力項目が多く途中離脱が発生している |
| 成果の評価 | CPLだけを追い、商談や受注につながらないリードにも予算を使っている |
注意したいのは、CPLの低さが必ずしも費用対効果の高さを意味しない点です。獲得単価が安くても受注につながらなければ、投資回収は進みません。
⑤ リード獲得の効果測定ができていない
SEO、Web広告、ウェビナーなど複数の施策を実施していると、リードがどこから生まれ、どの施策が商談につながったのかを追いきれないことがあります。施策ごとに集計方法が違う状態では、成果を比較して予算配分を見直すのも困難です。
効果測定が進まない背景には、次のような問題があります。
- 指標が統一されていない:ある施策は資料請求数、別の施策はサイト流入数しか報告していない
- データが分断されている:広告管理画面やアクセス解析とCRMの情報がつながらず、商談・受注まで追跡できない
- 検証時間がない:次々と新施策を始める一方、改善前後の数値を比較できていない
獲得件数だけを見ていると、商談につながりやすい流入チャネルを見落とすおそれがあります。改善の判断材料となるデータが欠けていること自体が、リード獲得の課題です。
⑥ 人員・ノウハウが不足している
リード獲得には、企画、コンテンツ制作、広告運用、データ分析、営業との調整、成果の振り返りなど幅広い業務が発生します。少人数の担当者が複数の施策を兼務すると、目の前の配信作業に追われ、改善に時間を割けなくなりがちです。
人員やノウハウの不足は、次のような形で表れます。
- 制作が追いつかない:記事やホワイトペーパーの更新が滞り、新たな検索流入やダウンロードの機会を増やせない
- 運用が属人化する:広告設定や分析の方法が担当者しか分からず、引き継ぎや再現が難しくなる
- 検証が後回しになる:レポート作成だけで手いっぱいになり、LP改善や配信内容の見直しに着手できない
特定分野の知識が不足している場合、施策そのものが間違っていなくても、設定や運用の精度が下がることがあります。業務量と必要な専門スキルを整理し、社内の人員だけで対応できる範囲を把握することが大切です。
自社のボトルネックはどこ?特定のための5ステップ

リード獲得の成果が伸び悩んだときは、施策を増やす前に、どの工程で顧客を取りこぼしているか確認しましょう。集客から受注までの流れを可視化して数値と現場の情報を突き合わせれば、改善すべき箇所を絞り込めるでしょう。
ここでは、ボトルネックを特定して優先順位を決める5ステップを解説します。
ステップ1.カスタマージャーニーとプロセスの可視化
まずは顧客が自社を知ってから契約に至るまでの流れを整理し、それぞれの工程で実施している施策と確認できるデータを書き出します。カスタマージャーニーと社内の営業プロセスを対応させることがポイントです。
| 工程 | 主な接点・活動 | 確認する指標・情報 |
| 流入・認知 | SEO、SNS、Web広告 | PV、UU、広告表示回数 |
| リード獲得 | 資料DL、フォーム送信、ウェビナー参加 | 獲得件数、CVR |
| リード育成 | メルマガ、追加資料の案内 | 開封率、追加DL数 |
| リード資格認定 | ISの架電・ヒアリング、MQL・SQL判定 | 有望リード数、SQL化率 |
| 商談・受注 | 営業による提案、契約 | 商談数、受注率 |
一覧にしたら、各工程の担当部署、使用するツール、次の工程へ進む条件も加えましょう。MQLとSQLの判定基準が共有されていなければ、認定件数の比較も難しくなります。
必要な情報が記録されていない箇所や、部門間の引き継ぎが曖昧な箇所には、運用上の課題が潜んでいる可能性があります。まずは空白の工程を洗い出すことが出発点です。
ステップ2.定量データの収集とコンバージョン率(CVR)の数値化
各工程を可視化したら、対象期間を定め、同じリードが次の工程へ進んだ割合を算出します。リード獲得数だけでは、どこで成果が落ち込んでいるのか分からないためです。
確認する指標と計算方法は、次のように整理できます。
- リード獲得CVR:Web経由のリード獲得数÷Webサイト訪問数×100
- MQL化率:MQL数÷獲得リード数×100
- 商談化率:商談数÷対象となるSQL数×100
- 受注率:受注件数÷商談件数×100
集計対象や「商談」の定義が部署で違うと、正しく比較できません。資料を複数回ダウンロードした人を1件と数えるのか、延べ件数で集計するのかも明確にしましょう。同じ条件で前月・前年同月の実績と比較してください。
商談まで時間がかかる場合は、獲得月ごとの進捗も追います。業界水準も参考になりますが、商材の単価や販売サイクルによって数値は変わります。まずは自社の過去数値との差を見て、改善箇所を絞りましょう。
ステップ3.ボトルネック仮説の立案
数値が落ち込んでいる工程が見つかったら、原因を「量」と「質」の両面から考えます。訪問者やリードの母数が足りないのか、十分に集まっているのに次の工程へ進まないのかを分けて整理しましょう。
| 停滞する工程 | 量に関する仮説 | 質に関する仮説 |
| 集客からリード獲得 | ターゲットの流入が不足 | 検索意図と資料内容が合わない |
| 獲得からMQL認定 | 育成施策への接触回数が不足 | 導入対象外の企業が多い |
| SQLから商談 | 営業の接触件数が不足 | 検討時期が合わない |
| 商談から受注 | 提案や追客の機会が不足 | 価格・導入条件が合わない |
ここで決めつけず、仮説ごとに確認すべきデータと、判断するための条件を設定することが大切です。リード獲得CVRが低いなら、流入経路別のCVRやフォーム離脱率を確認する、といった形です。
原因候補を複数並べて、現時点で確認できている事実と推測を区別すれば、次に調べる項目が明確になります。
ステップ4.定性データの収集
数値だけでは、顧客がなぜ離脱したのかは十分に判断できません。ステップ3で立てた仮説を確かめるため、営業現場の具体的な声や顧客の行動記録を確認してください。
特に数値が下がった工程に関係する情報から調べると、調査範囲を広げすぎずに済むでしょう。問い合わせ時の自由記述や顧客アンケートも、確認材料になります。
- 営業・インサイドセールスへの聞き取り:リードの業種、検討度合い、接触後に断られた理由を確認する
- CRMの履歴確認:失注・見送り理由や、初回接触までの日数に共通点がないか調べる
- LP・フォームの行動分析:ヒートマップや入力途中の離脱状況から、つまずく箇所を探す
「問い合わせはあるが対象企業ではない」「フォームの特定項目で離脱が集中する」など、観察できた事実を仮説と照合します。担当者の印象だけで結論を出さず、複数の記録や行動データと一致するか確かめましょう。
ステップ5.特定と優先順位付け
定量データと定性データを突き合わせ、成果を妨げている要因を絞り込みます。課題を一度に解決しようとすると人員や予算が分散するため、最初に着手するのは影響の大きい1〜2箇所が現実的です。
改善候補は、次の3つの観点で比較しましょう。
- 影響度:改善できた場合、リード数や商談数がどれほど増える見込みか
- 確信度:数値や顧客の声など、原因を裏付ける根拠がそろっているか
- 容易さ:必要な費用、人員、実施期間が現状の体制で対応できる範囲か
各項目を同じ基準で評価し、優先度が高い施策から着手します。根拠が足りない場合は、小規模なテストで仮説を確かめてから予算を投じる方法も有効です。
流入が十分でもフォームの離脱が多いなら、広告費の追加よりフォーム改善を先に試す判断ができます。着手時には改善前の数値、検証期間、成功と判断する指標も決め、実施後に効果を比較できる状態にしておきましょう。
リード獲得の課題を解決する7つの方法

リード獲得の課題を把握しても、原因に合わない施策を増やせば成果は伸びません。集客不足なら接点を増やすべきですが、商談化率が低い場合は獲得後の対応を見直すべきでしょう。
ここではターゲット設定からコンテンツ、チャネル、営業連携まで、リード獲得の課題を解決する7つの方法を解説します。
① ターゲットとペルソナを再定義する
リードの質が低い場合は、そもそも誰に向けて施策を実施しているのか見直しましょう。獲得件数が増えても、導入対象外の企業からの問い合わせが中心では商談につながりません。
まずは過去に受注した企業の業種、従業員規模、担当者の役職、予算、導入理由を調べ、自社が価値を提供しやすい顧客像を洗い出します。失注企業との違いや、契約継続率の高い顧客に共通する属性を比べれば、優先したい属性が見えてくるでしょう。
そのうえで、担当者が抱える業務上の悩み、情報収集のきっかけ、サービスを比較する際の判断基準を整理し、ペルソナを再設定します。
理想像を想像だけで作らず、営業現場への聞き取りや商談履歴を根拠にすることが大切です。再定義したターゲットは広告の配信設定や記事テーマ、資料の訴求内容に反映させます。
② 顧客ニーズに合ったコンテンツを提供する
ターゲットに合うコンテンツを用意しても、顧客の検討段階と内容がずれていると、資料請求や問い合わせにはつながりません。見込み顧客が何を知りたいのかを起点に、段階ごとに必要な情報を用意しましょう。
検討段階に応じて次のように使い分けます。
- 課題に気づいた段階:業務の悩みを整理する解説記事やチェックリスト
- 解決方法を探す段階:施策の選び方を解説するホワイトペーパー
- 導入を比較する段階:料金の考え方、導入事例、機能比較資料
記事から関連資料へ誘導するなど、次に読むべき情報が自然に見つかる導線も整えたいところです。タイトルや表紙でも、何が学べる資料か明示しましょう。
閲覧数だけでなく、資料のダウンロード率やその後の商談化率を確認すれば、集客には役立つがリード獲得につながらないコンテンツも見つけられます。
③ リード獲得チャネルを見直す
リード獲得が特定のチャネルに偏っている場合は、接点を増やす余地があります。ただし、施策を一度に広げると運用負担が大きくなり、成果も検証しづらくなるため注意が必要です。
まずSEO、Web広告、SNS、ウェビナー、展示会などについて、獲得件数だけでなく、CPAと商談化率を並べて比較しましょう。低コストでリードを集めても、受注につながらないチャネルは優先度を見直す必要があります。
新たなチャネルを試すなら、自社のターゲットが情報収集に使う経路から選びます。既存の記事をメルマガで再配信したり、ホワイトペーパーを外部の資料掲載メディアに展開したりすれば、制作物を活用しながら顧客接点を増やせるでしょう。新施策は期間と目標値を決めて小規模に試し、継続するか判断します。
④ LPや入力フォームを改善する
Webサイトへの流入があるのにリード獲得数が伸びない場合は、LPと入力フォームの改善を優先しましょう。広告のクリック後に離脱されているなら、集客予算を増やす前に受け皿を整える必要があります。
LPでは、訪問者が最初に目にする見出しと広告の訴求が一致しているか、資料を入手すると何が分かるのかを確認します。CTAがページの下部にしかない場合は、閲覧途中にも自然に見つかる位置へ設置するとよいでしょう。
フォームでは、初回接点で必要な項目に絞ることが基本です。部署名や詳細な導入時期など、商談時に確認できる項目まで必須にしていないか見直します。
改善前後はフォーム到達率、入力開始率、完了率を分けて計測してください。一度に多くの要素を変えず、原因を検証できる順序で改善を進めます。
⑤ リードナーチャリングで購買意欲を高める
資料をダウンロードした人が、すぐに導入を決めるとは限りません。購買意欲が十分に高まっていない段階で商談を打診すると、返信が得られず接点が途切れることもあります。そこで必要になるのが、継続的な情報提供によって検討を支援するリードナーチャリングです。
メール配信やウェビナーの案内などを通じ、顧客の課題や関心、現在の検討段階に合わせた情報を定期的に届けましょう。初回は基礎知識、追加資料を閲覧した人には導入事例や比較資料を案内するなど、行動に応じた内容の切り替えも有効です。
一方、開封やクリックだけで購買意欲を断定するのは避けるべきです。資料の閲覧履歴、問い合わせ内容、導入予定時期を組み合わせ、営業への引き渡しを判断します。施策ごとの反応に加え、育成したリードが商談に進んだ割合も追いましょう。
⑥ 関係部署でリードの引き渡し基準を整える
マーケティング部門がリードを獲得しても、営業部門との間で対応すべき顧客像が共有されていなければ商談化率は伸び悩みます。引き渡し件数だけでなく、その後の対応までを一連の業務として設計しましょう。
まず両部門で、MQLとSQLの定義、引き渡す条件、優先順位を決めます。条件には企業規模や役職などの属性に加え、問い合わせ内容、資料閲覧、導入時期といった検討度合いを含めると判断しやすくなります。
さらに、引き渡し後の初回連絡を誰がいつまでに行うのか、連絡がつかなかった場合はどう扱うのかも明文化してください。営業が初回連絡の結果や各商談の進捗、対象外と判断した具体的な理由をCRMに記録し、マーケティング部門へ定期的に共有すれば、ターゲットや施策の改善にも生かせます。
⑦ MA・CRMなどのツールや外部支援を活用する
施策の運用や効果測定に手が回らない場合は、MA・CRMなどのツールや外部支援の活用を検討しましょう。ただし、ツールを導入するだけでリード数や商談化率が改善するわけではありません。先に解決したい業務上の課題を整理することが必要です。
MAはメール配信の自動化や見込み顧客の行動把握、CRMは顧客情報や商談履歴の一元管理に役立ちます。どの情報を記録し、どの条件で営業に引き渡すかまで決めて運用しましょう。
社内に制作や広告運用の専門人材がいないなら、記事制作、ホワイトペーパー制作、Web広告運用など必要な工程に絞って外部へ依頼する方法もあります。担当範囲と成果指標、報告頻度を明確にし、自社で蓄積したいノウハウを残せる体制を整えることが大切です。
リード獲得の改善で押さえておきたい3つのポイント

リード獲得の課題を解決するには、施策を実行するだけでなく、成果を測る基準と改善を続ける体制が必要です。獲得件数だけを追うと、商談につながらないリードが増えることもあります。
事業目標から逆算したKPIの設定、営業との連携、継続的な検証という3つのポイントを確認しましょう。
リード獲得数だけでなくKPIも設定する
リード獲得の改善では、獲得件数だけでなく、商談や受注に至るまでの指標を設定しましょう。獲得件数だけを目標にすると、購買意欲の低いリードまで集め、営業部門の対応負担を増やすおそれがあります。
まず売上や受注の目標から必要になる商談数を逆算し、さらに商談化率を使って獲得すべきリード数を求めます。月10件の受注を目指し、受注率が25%、リードからの商談化率が20%なら、必要な商談数は40件、リード数は200件です。
進捗を判断する指標も、計算方法をそろえて管理します。
- リード獲得数:対象期間中に新たに獲得した見込み顧客数
- CVR:訪問数に対して資料請求や問い合わせに至った割合
- CPA:施策費用を獲得件数で割った単価
- 商談化率:獲得リードのうち商談へ進んだ割合
資料の重複ダウンロード時の扱いや広告費・外注費の集計範囲まで統一すると、施策間の比較がしやすくなります。
営業連携・フォロー体制の構築を行う
リード獲得後の対応が遅れたり、営業部門が必要な情報を受け取れていなかったりすると、関心が高い顧客も商談まで進みません。マーケティング部門と営業部門が同じ目標を持ち、獲得から初回接触までの流れを整える必要があります。
具体的には、次の運用ルールを決めましょう。
- 引き渡し条件:企業規模、役職、相談内容、検討時期など、営業対応を始める基準
- 対応期限:問い合わせ後の初回連絡を行う目安と、担当者不在時の引き継ぎ先
- 情報共有:接触結果、商談化しなかった理由、育成に戻す条件の記録方法
リードの引き渡し後は、連絡済みかどうかだけでなく、商談設定率や商談の見送り理由まで共有します。営業から「対象企業ではない」という声が多ければ、広告の配信条件や資料テーマを見直す材料になるでしょう。
週次や月次の定例会で数字と具体的な事例を確認すれば、部署ごとの責任の押し付け合いも防ぎやすくなります。
継続的な改善を前提に進める
リード獲得は、一度施策を整えれば終わりではありません。検索順位や広告への反応、顧客の関心も変化するため、数字を見ながら改善を重ねる運用が求められます。しかし複数の箇所を同時に変更すると、何が成果に影響したのか判断しにくくなります。
改善対象は、ボトルネックに合わせて選びましょう。
- CTAの最適化:ボタンの文言や設置位置を見直し、資料請求への遷移率を比較する
- オファーの改善:資料のタイトルや訴求内容を変え、ダウンロード率を検証する
- フォームの改善:必須項目を整理し、入力開始率と完了率の変化を確認する
変更前の数値を記録し、週次で数値を確認するなど、検証期間と判断基準を決めてから実施します。流入数が大きく変動した場合には、CVRだけでなく訪問者の属性や流入元も確認してください。
改善結果を社内で共有し、次に試す施策へ反映させることで、担当者の経験だけに頼らない運用へ近づけます。
リード獲得のお悩みは、提携企業数1,000社以上の「マーケメディア」へ
自社サイトへの流入が少ない、マーケティング担当者や決裁者との接点を増やしたい。そんな企業には、ホワイトペーパーを通じて見込み顧客層へアプローチできる「マーケメディア」がおすすめです。
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まとめ

リード獲得の課題は、獲得数の不足だけではありません。ターゲットとのズレ、獲得後のフォロー、費用対効果の把握不足など、集客から受注までの各工程にも原因が潜んでいます。
改善を始める際は、まず顧客の行動と社内の対応を可視化し、数値と現場の情報からボトルネックを絞り込みましょう。優先度の高い施策を実行した後も、商談化率やCPAを確認しながら見直すことが大切です。
自社だけで接点を増やしにくい場合は、マーケメディアへの資料掲載も選択肢になります。集めたリードを商談や受注につなげる仕組みを整えていきましょう。

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